桜木知沙子&夢花李(徳間書店キャラ文庫)
幼い頃に大好きだった相手が大人気俳優となり、突然引退して自分の目の前に現れたらどうなるんだろう?そんな状況だけでも凡人は大慌てをするに違いない。しかも、その相手から自分がいるから引退して戻ったなんて言われたら・・・。俳優だって芸能人だって、恋をすれば凡人と変わらないんだという事がわかる1冊。もちろん、それは考えているほど上手く流れてはいかないけど。
大学生の周哉(受)は幼い頃大好きだった親友である蔡(さい・攻)と離れ離れになります。それでもしょっちゅう顔を出してくれる蔡と会うたびに都会慣れしていく蔡と自分の差に戸惑い、いつしか余所余所しくなってしまいます。時は流れ、蔡は俳優として芸能界へとデビュー。ところがある日蔡は突然の引退表明。そして大学の入学式当日、突然周哉の目の前に現れます。最初はぎこちなかった二人も次第に昔のようになり打ち解け始めた頃、蔡は周哉へと自分の気持ちを告白する。状況だけを言葉にするとスムーズだけど、実際は周囲の蔡への暴動など問題も続発しました。それでも周哉は蔡にそばにいて欲しいと思うようになります。
この周哉が本当に良い子でして、大人気俳優から告白を受けても天狗にも有頂天にもならず、ただただ蔡の心配ばかりをするような子です。本文中では蔡の才能や容姿のよさは細かく書かれてますが、周哉の本質的な部分についてはあまり書かれておりません。だけど、読んでいる内に何故かわかってしまうんです。気弱で押しに弱くて、自信もない。だけど自分より周りを優先する、優しい子だという事が。きっとそんな周哉だからこそ、蔡もずっと好きでいたのだろうと思う。途中、周哉をよく知らない蔡の兄貴分でもある有名映画監督は小馬鹿にしたような態度を取りますが、そんな人間にいい映画は本当に撮れるのか?と疑問に思ってしまうくらい、読み手には彼のよさが知らないうちに実感できてしまう。
二人は想いを通わせた後も、やはり周哉はいろいろ悩みますが、自分の気遣いや優しさが時に蔡を傷つけるという事も学びつつ、時に傲慢だろうが好きな相手を望むという気持ちも理解するようになり、「共に」前に進むべく頑張るという結論を導き出す。相手は有名俳優だし、今後もたくさんのトラブルや悩みが待ち構えているのだろうけど、蔡の言葉を信じる事が周哉のような純粋な人間にはきっと出来るだろうから頑張って欲しいと思う。

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kotonone::詞の音(06/08/16)
ハッカさん、こんにちは
非常にお久しぶりです、私も最近なかなか更新できなくて
先月は1つしか感想をUPできなかった体たらくぶり…orz
やっと何とか余裕が出来たので感想をかいたらbk1のとらばでハッカさんも
これの感想をUPしてることを知ったのでTBさせていただきました〜
かわいいお話でしたね。
周哉くんはほんとよい子です
ハッカさんの言うようにこれからもいろいろあるだろうけど、この二人なら何とか乗り切ってくれそうな気がする。
お仕事などお忙しいのでしょうがまた余裕が出来たら更新してくださいね
ハッカさんのレビュー楽しみにしてます。
ではではまた!!