加納邑&門地かおり(ビブロス・ビーボーイノベルス)
"皇帝は虎を求める"との関連作品。前作が個人的に楽しめた方だったので今回はどうなるのかなぁと思ってましたが、やはりベースは同じでした。ただし、前作の主人公であった白&雨は登場しませんので続編だと誤解しないようにお気をつけ下さいませ。あくまで別のストーリーであり、主人公も前作とは接点はございません。
病死した父親の代わりに十五歳という年齢で一家を支えるべく働く風(ふう・受)は行商の帰りに一頭の虎に出くわす。最初は当然ながら恐れた風だったが、水場で休んでいるその虎に矢が刺さっていることに気付き放っておくことが出来なくなり、怖がりながらも矢を抜こうと試みると虎はまるで風の言葉を理解しているかのように大人しく身を預ける。手当てを済ませるも何故か虎が寂しそうにしていると感じた彼は一晩だけ面倒をみようと決め、あまり知られていない滝壷の裏側にある洞窟に虎と共に泊まることに。翌日、目を覚ました風は虎に一度家に帰りまた来ると告げ、一旦洞窟を後にする。仕事を終え再び洞窟を訪れた風は、とんでもない経験をすることに。虎はなんと目の前で人間へと姿を変え、あまつさえ名を青(せい・攻)と名乗ったのだった。
虎シリーズ第二弾です。最初にキャラ的には接点はないと言いましたが、設定上ではきちんと接点のある関連作品です。前作で皇帝だった白の先祖に当たるのが青になります。あの国の昔のお話という位置付けです。言わなくてもおわかりと思いますがファンタジーであります。幻想という部類に入るのかなぁ。ちなみに今回の敵も身内です。しかも血縁者、いわゆる跡目争いです。
異母兄に命を狙われ逃げていたのが青であり正当な次期皇帝なんですが、彼は怯えながらも虎の姿をした自分を助けようとした風に一目惚れしてしまう。前作に比べて序盤から積極的な展開でした。まぁほとんどが仲間と合流するまでの二人の生活といったエピソードが多いので自然とそうなってしまうのかもしれません。おかげでその分だけ風が惑いながら青への気持ちに気付くといった流れがしっかりと書かれています。前作では危険を掻い潜った二人が恋に落ちるという吊橋恋愛でしたが、今回はゆっくりと生活を共にする上で恋に落ちるという感じ。
タイトルにもありますが、この作品は要所要所で白百合がアイテムとして登場します。そもそもこの白百合は求婚する男が相手へ白百合の冠を贈るという風の村での風習からプロポーズのアイテムとして役割を持っています。勿論それは風と青にとっても例外ではなく、ラストでは皇帝という立場の青のために身を引こうとした風へ贈られます。しかし実はそれ以外にも白百合は登場してまして、秘密の白百合群生地に二人が出かけるというエピソードもあるのです。そしてそこで二人はお約束のように抱き合うのですが…皆さんも気になりませんでしたか?「百合の花粉は落ちにくい」という事が。貧乏性な私は始終気になってましたよ…高級な絹織物を着て百合なんて恐ろしい!と(笑)
あと、虎って猫科の動物だと思うんですけど、百合の花粉って猫にとっては毒性なんですよね…確か。猫を飼ったことのある方なら一度は耳にした事があると思います。体毛に付いてなめると危険なんですが、青はなめるどころかそんな百合だらけの場で風を抱いちゃってます。まぁ虎なので猫と同じわけでもないから問題ないのでしょうけどね。全く無害なのかも知らないので猫科というだけでなんだか気になってしまいました。
話が脱線してしまいましたけど、前作とはまた違ったアプローチでの虎ストーリーなので楽しかったです。でも個人的には前作の方がよりスリルがあった気はします。恋愛面と性描写は断然今回の方が濃いですが。まだ未読の方で興味のある方はスリルとエロを秤にかけてどちらを買うか決めるといいかも?

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kotonone::詞の音(06/04/24)
>>TANTOさん
こんばんは!いつもコメントありがとうございます**
確かに、この作品は前作との違いが大きいので戸惑う方もいるかもしれないですね。でも設定と言っても虎が王ってだけですし、それなりに変化はあると思いますよ?。
敵も前回よりえげつないキャラでしたし、結構キャラ一人一人の個性は強いと思います。おかげでエロがいわゆる青○ばかりでしたねぇ・・・こう、設定をとことん利用している感がいっそ見事だったかも。ふふ。
>フェロモン垂れ流しって感じじゃないですか?
実は私はですね、門地かおり先生のエロシーンって「いつも」エロくさいと思っているクチなので今回が特に・・・という感じはあまりなかったです。「いつも通りエロいなぁ」とは思ったけど(笑)
花粉ネタは・・・どうなんでしょう???!
でもTANTOさんのその説だとちょっと落ち着きますね。
体についても落とすの一苦労じゃないですか、百合って。
にも関わらず、あれはムボウですよね!!私だったら止めている(笑)
こんにちは
私もハッカさんの感想を出来るだけ読むのを我慢してかr読んだ一人です(笑
先に人の感想を読んじゃうとどうしてもその方の意見に引きずられちゃうのですよね、意思が弱いせいか^^;)
ストーリー的に違うのでそれはそれで別の物語としても楽しめましたけど、スリルと言う点では確かにこちらの方が上だったかなと私も思います。
似たような設定だったためにどうしても先が読めちゃった感ありましたしね。
青○…確かに青○ばっかりでしたね?青だけに、青○(って違うだろ!)
獣っぽさをを強調したかったのでしょうか?(笑
TBもさせていただきました
ではでは!
>>Juraさん
こんばんは!
私も本当は読み終えてから他の方の感想を拝見したい派(勝手に派閥化)なんですが、オフが忙しくなるとついつい先に感想を読ませてもらう事が多いです・・・。
私もJuraさんと同じく「先入観」を持ちたくないという理由なんですけどね。だから私の意志もきっと弱い(笑)
>獣っぽさをを強調したかったのでしょうか?(笑
理由はまさにそれかもしれないですね。
私も野外だらけなのは気になりましたが、展開的には屋内がまず登場しないので仕方ないのかなぁとかも思ってました。前作が少し上流階級さをかもし出していたので、今回は野外だらけで差別化は図れていると思います。
でも、百合の花粉だけはいただけないけどね・・・(笑)
こんにちは。
この本もハッカさんの感想を読むのを我慢して、読んだ一冊です。
前作とストーリーが違うとはいえ、設定とキャラが思いっきりかぶってるんで、なんつっか・・・。
オール野外エッチで、痛くないのだろうか・・・な?んて考えたけど、まあ
ファンタジーなので、これもありかな?ただ脳内映像にうまく描写できなかったです。
この本で特筆すべきは・・・門地さんのイラスト!
フェロモン垂れ流しって感じじゃないですか?
雪舟さんみたいな綺麗系なイラストも好きだけど、門地さんの雰囲気の
あるイラストもお気に入りです?。
百合花粉の問題は・・・・きっと背の高い百合の根元あたりでごそごそ
やってたので、花粉には触れなかった・・・と・・・ダメ?