中原一也&奈良千春(二見書房シャレード文庫)
きっとほどんどの方がこのタイトルで某ドラマを思い出したと思います。しかしそれ以上に驚いたのは我がパソコンの漢字辞書だった・・・。タイトルを入力しようと「あいしてないと」とタイプして変換をしたら「愛してナイト」と変換された。まさかウチの辞書ってこれがデフォルト!?某ドラマどころか、それより遥か昔の漫画じゃないですか・・・別に誰が見てるわけでもありませんが、なんだがちょっぴり恥ずかしい気持ちになりました(笑)
親の経営する大病院を捨て、日雇い労働者が集まる街で診療所を経営している医師・坂下晴紀(受)は患者は金を持たない人間がほとんどという中でそれでも特別診療扱いで診療を続けていた。そんな坂下に病気や怪我に頓着しない労働者達の中でリーダー格的な斑目(まだらめ・攻)は日々ちょっかいをかけていた。訪れる患者の中で特に仲の良かったおっちゃんが肝硬変を患っていることが発覚したことをきっかけにトラブルに巻き込まれながら二人は少しずつ距離を縮めていくことになるが・・・。
坂下の見た目は美麗ですが性格は見た目を裏切るくらいの強情っ張りで意地っ張りです。そのアンバランスさと芯の強さが斑目が坂下を気に入った理由だと思うのですが、斑目はきっと最初から坂下に惚れていたのだと思います。とにかく、下ネタで坂下をからかいまくるのですが、ほとんど小学生の初恋のような愛情表現です。好きなコほどいじめたいって言うアレです。いい大人が・・・と思わないでもありませんが、斑目という人間が時折シリアスだったり無骨な優しさを見せてくれるので、そんないじめも見ても微笑ましい。
坂下はそんな斑目に振り回されながらも邪険に突き放せないのですが、その気持ちはちょっとわかるかも・・・なんて思ってみたり。坂下のように反骨精神に近い気持ちでエリート道を捨て、それでも人情に触れ合うことを選んだものの、やはり一人きりで仕事に没頭だけするのは心にどこか空洞があっても仕方ないと思うから。そんな中で理由はどうあれ自分を気にかけてくれる人間の存在は生活における温度を忘れさせない貴重なものだっただろうな、と。
それにしても斑目という男は・・・本当にエロさが表出しているキャラでした。言うことはいちいちエロくさい上にエロオヤジのセクハラじみたものばかりなんですが、彼の雰囲気がなんとなくそれを魅力に感じさせてしまうようなキャラです。坂下とのセックスにおいてもそれはいかんなく発揮されており、言葉攻めは既にデフォルトです(笑)
中原先生はこういう表現がお上手で、良くも悪くも生々しいです。生きている人間の脈とか熱を感じさせる性描写をされるのでキャラがエロオヤジだったとしても格好良く見えてくる。坂下においても自分を女のようだと自覚していたりするので、同性同士という関係においての生々しさが艶かしい。キャラは口にする言葉に品がなくても気にならないと言うか、むしろ雰囲気を倍増させる効果があるのは所々で使う単語の選び方が雰囲気に合ったものを上手くチョイスしているからでしょうね。リアルと言ってしまうと洒落た感じがしてしまうのでしっくりきませんので、中原先生の場合は生々しいと表現するのが一番しっくりくるような気がします。同じような意味でイラストが奈良千春さんというのは納得の選択です。こういう雰囲気で読ませるエロは大好きなので性描写だけでもなかなか楽しめました。

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月と凌霄花(06/05/18)

kotonone::詞の音(06/05/24)
>>秋月さん
某ドラマでシリアス路線を想像していたのは私もです・・・。
いや???ホント、まったく違った!
そして「ナイト」がデフォなのが自分だけじゃなくて良かった(笑)
>方言好きに留まらないみたいです私。
私も方言は全然OKですねぇ。
(芸能ジャンルで慣れたおかげかも・・・)
と言うか自分自身が方言のある土地に住んでいるので標準語が生活の基板じゃない分とっつきやすいのかもしれない。
>マグロ漁船経験者の双葉も、この作品のなかでは?
それはそうかも(笑)
確かに奈良先生の描かれたイラストでは彼が一番格好よかったです。
坂下を助けにくるシーンも斑目一人の独壇場じゃないどころか、双葉がえらく活躍してくれて自然と視線がいってしまいましたもの?。
>時期外れてすみません。
いえいえ、そんな(汗)
こちらこそトラックバックの受信状態が悪くてご迷惑をおかけしちゃって・・・。
最近は立て続けに同じようなコメントを頂いていたのでトホホでした。
極力、スパムに関するプラグイン等を使わないように変更してみたので、それが功を奏したのかも?
毎度毎度問題ありな我が家でホントにすみませんでした!
こんばんは
斑目のエロオヤジ加減に思い切り笑わせていただきました。
奈良さんの挿絵も斑目、エロオヤジにしか見えないし(笑)
私もキャラの中では双葉くん好きです、おっちゃんやフサばあちゃんも大好き
斑目って……いったい、な状態ですね(笑)
TBさせていただきたかったのですがやっぱり今回も駄目な模様…
残念です、うーん。
では
>>Juraさん
こんばんは?**
斑目のエロぶりは皆さん同じように感じていたようですね。いくつかのサイト様を巡って感想を読んでいて思わず笑ってしまいましたよ?。しかもコメントでも話題になっていたりするので更に笑ってしまうという。
斑目の場合はただエロいだけじゃなくて、言葉がオヤジなんでタチが悪いですよねぇ。あの風貌だからあのセリフ群も魅力として感じさせてくれましたが、普通の人間が口にするとセクハラとか言われかねませんよね!(笑)
でも、個人的にはおもしろいし魅力のあるキャラだったなぁとは思いますよ?奈良先生のイラストのおかげでエロオヤジっぷりも魅力の一つに思えたし!<今更ながら斑目フォロー…
まぁ…自分が相手にしろと言われたら絶対にムリなタイプのキャラではありましたけど<フォロー台無し(笑)
追伸)
トラバはお手数をおかけするばかりで…すみません?!
ハッカさん、こんばんは。
某ドラマを思い出し、シリアスなお話なのかと思ったら…全然違いましたね(笑)
シリアスな部分もあるんですけど、読んでみたら勢いがあってエロかった…という印象です。
ちなみにタイトルを打つと、私も最初、「ナイト」で変換されました(笑)
斑目のエロ炸裂が面白かったのは勿論ですが、この作品はなんだか脇キャラがすごく素敵でした。特におっちゃんとフサばあちゃんが素敵。標準語でない(おっちゃんはただ滑舌が悪いだけですが)キャラって、どうしてこんなに素敵なんだろう…と思います。方言好きに留まらないみたいです私。
マグロ漁船経験者の双葉も、この作品のなかでは一番ビジュアルが好みでした(笑)
ちなみに最も好きな挿絵ページは、フサばあちゃんがでてる2枚でした。
……主役のありがたみって。
樹生さんのカッパも一緒にTBさせていただきました。
じつは以前何度かチャレンジさせてもらったんですが、なぜかカッパにははじかれてしまって…。今日ようやくできました。時期外れてすみません。